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複雑性PTSDから回復するまで〜心療内科通院日誌〜
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プロフィール
HN:
Nobody
HP:
性別:
非公開
職業:
障害年金生活者
趣味:
アロマテラピー
自己紹介:
幼児期からの長期的虐待と、学校でもイジメが繰り返され複雑性PTSDに。8歳,鬱発症。6歳,11歳,自殺未遂。不登校,ひきこもり。などなどイロイロやらかしてます。AC(アダルトチルドレン)、AS(アスペルガー障害)、精神科入院経験多数。人間不信。精神医療も信用できません。コミュニケーション不全、社会適応困難、デイケアや作業所ですら適応できません。自分は絶滅種の生き残りではないかというな気がしています。同族は一人もいません。公費負担にてメンクリ通院中。

複雑性PTSD:
PTSDが単発であるのに対して、複雑性PTSDは長期的反復的な心理的外傷による精神障害。症状は複雑で多彩。

AC(アダルトチルドレン):
機能不全家庭で育ったことが原因で、生きにくさを感じる成人の、自覚の呼称。医師から下される診断ではない。

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子どもの頃から私は「人と違っていた」のだという。人がしないようなことをする、突飛である、おかしい。など。自覚はなかったが、だんだん意識するようになった。そしてどこか自分は人と違っていると感じるようになった。

しかし「おかしいらしい」ということだけで、どこがおかしいかもわからなかった。直そうと思ってもどうしていいかわからなかった。どんなに頑張っても、考えても、工夫しても、どうにもならない分からない。魂が擦り切れ、血のにじむような努力しても、まったく評価されることもなく、罵倒される。

イジメで不登校。イジメられる方が悪い。不登校や保健室登校という言葉はまだなかった。登校拒否児と呼ばれ、学校に行かない奴はクズだと、暴力的に無理にでも学校に行かせることがよしとされた時代だった。それはトラウマになり、後々ずっと尾をひいた。今も。

人とのかかわりがわからないことや、奇異な雰囲気(キモイといわれる)は、はたらく上でも不利だった。真面目に頑張っても、どんな努力も無駄になり、結局なぜかも分からないままクビになった。理由は聞いても教えてもらえない。聞けば怒られる。

それでも頑張ったが、自分の頭がイカレている部分もあるのだから、ダメになっても仕方ないと思うしかなかった。霞を掴むおもいだった。けれどほかの人間は形ある何かを掴んで日々生きているように見えた。私には見えない「見えてアタリマエ」「分かっているはず」が前提の何かを。

バブル期であったにもかかわらず、面接は何件も断られ、やっと見つけた事務職も、頭がキチガイだったばかりに、すぐクビになった。いや、バブル期だったからこそ、私みたいなカスでも雇うところがあったのだと思っている。
そこでやらかした失敗というのは。ノートに「○○帳」とタイトルを書いてほしいといわれたこと。「キレイな字で書いてちょうだい!」と上司に「キレイな字」を強調して言われた。

子どもの頃、年賀状などを書くとき、親の指導のもと、きれいな字でかかねばならず、怒られ、筆を投げつけられ、怒鳴られ、ツメをたてた指先で顔をつねられ、キレイな字で書けるまで何度でも何度でも書き直しをさせられた。何時終わるともわからない、書く行為。

それが怖くてたまらなかった。母から、あらかじめ鉛筆で美しい下書きを書いたうえで、上から筆やペンでそれをなぞる方法を教えられていたが、下書きも美しく書けるまで恐怖の指導があり、うまくいった下書きをなぞるときに、失敗すると、とんでもなくしかられた。

最後の仕上げを失敗したから。

そのせいかどうかしらないが、私にとって「キレイな字で書いて」と強調して言われることは、君主の絶対命令であり、そう言われたら、することは決まっていること、でしかない。それは、美しい文字が出来るまで何度でも果てしなく下書きをし、細心の注意を払って、上からなぞることだ。

だが、それにも失敗を恐れた私は、レタリングをすることにした。学生時代に広告代理店の制作室でバイトをしていた(この事件の何年か後に、別の代理店に就職することになったが)ことがあった。その技術を活かして、印刷したような美しい文字に仕上げたら、怒られないだろうと思った。

どうしてそんなズレた発想になるのかはわからない。だから狂っているのだろうが、その時は気づかない。その発想がおかしいとわかったのは10年以上も後になってからだった。

その時は、期待にこたえてキレイな文字を書き上げるために、一心不乱にがんばった、そこで続けてずっと仕事をしていきたかったから。クビになりたくなかったから、職は転々としたが、つらくても自分からやめるといったことはほとんどない。たいていクビになる。

そして、それが怒られなくてすむ最善の行為だと信じてやったことは、ふざけているか、奇抜で、突飛で、やってはいけないことと、人の目にはうつり、正直に一生懸命がんばった結果は、やっぱりクビだった。
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